可愛くてたまらない我が家の愛犬がアレルギーをもっていた。
アレルギーを持っている我が子の為に、アレルゲンの入っていないドックフードを色々と買い、試していた。しかし、痒みや抜け毛、皮膚の荒れが全く改善されないため、手作りドックフードに切り替えてみることにした。
手作りドックフードを食べさせているとアレルギーの症状は良くなっていき、痒みと皮膚の荒れはおさまり、抜け毛で皮膚が丸見えになっていた箇所には毛が生えてきた。
ふと、市販のドックフードと手作りドックフードでは何が違うのか?
市販のドックフードに入っている原材料をもとに手作りドックフードを作っているのに、なぜ手作りだとアレルギー反応が出ないのかが不思議になり、犬のルーツや生態を調べ、消化器官や腸、犬種によっての生活スタイルや犬が求める本来の食事を学んだ。
手作りに替えてからは、病院で調べたアレルギー検査をもとにアレルゲンである物も食べさせてみたが、少し痒がるくらいで毛が抜けるほどのアレルギー反応がそんなに出ない。なのに、市販のアレルギー対応のドックフードを食べさせると痒みがでて、何日かすると毛が抜けだす。
これでは手間のかかる手作りドックフードから抜け出せない。
仕方がないのでいつも診てもらっている獣医に経緯を説明し、どうすれば市販のドックフードを与えられるようになるのかを一緒に考えてほしいと懇願した。すると、獣医からびっくりする答えが返ってきた。
「市販品に頼らず、食品の製造工場をしているのなら自分のところでドックフードを製造すればいいじゃないですか。」
目からうろこ。。。
確かに。。。。
サンプルができる度に色々な犬達に食べてもらい、
感想を聞き、改善点を教えてもらい、総勢230名以上の仲間たちが協力してくれた。
原材料の仕入れも、昨今の価格高騰にもかかわらず、国産と無添加のこだわりを理解してくれ、低コストでよいものが作れるようにと取引先の皆さんも協力してくれた。
この2年間くじけそうになりながらも、
ひたすらドックフードと向き合い、犬達とも向き合い、仲間たちとも向き合いながら仕上がった最高の一品である。
だから、ブランド名を「One On One」と名付けた。